着物コーディネート 夏黄八でしっとり
着物コーディネートです。
暑い夏こそ着物♬
1年通して夏の着物が一番好き!という方も多いはず。
私も夏の着物が大好きです。
シャリ感のある夏紬や、トロリとした絽…
夏ものは胴裏も八掛もない単衣仕立てである分、
身にまとうものの質感を、肌でより繊細に感じ取っているように思います。
そもそも夏は何を着ても暑いのですが(そう言ってしまうと元も子もないですが^^;)、
それだけに、肌触りや透け感などにこだわって涼感を意識したいですね。
本日ご紹介する夏着物コーディネートは「夏黄八」。
伊豆諸島の八丈島の伝統工芸士・西條吉広氏によって、本場黄八丈と同じように染められた糸を、
夏の薄物を織る技術に長けている新潟県小千谷市で織りあげています。
シボによるシャリ感に加え、しっとりとした肌触りで品の良さを感じます。
黄八丈は、八丈島内に自生する植物を用いた草木染で、3色のみ。
黄色・・・コブナクサ(八丈刈安)
鳶色・・・タブノキの樹皮
黒色・・・椎の木の樹皮と沼漬け
3色の濃淡や織り方で、渋みと品の良い深みのある織物になります。
こちらの夏黄八は、ほろ苦い鳶色がベースの非常に落ち着いた一枚。
夏は淡い色に目が行きがちですが、より透け感を感じる濃い地もよいものです。
清涼感のあるグレーの博多織の紗八寸帯を合わせています。
「涼峰」というシリーズのこちらの帯はその名の通り、遠山文様のようなムード。
霧がかかった夏の峰が繰り返し続いているようにも見えますね。
帯〆にはあまり色を入れず、象牙色のゆるぎ組で涼しげにシンプルに。
真っ白ではない柔らかな白は、着物の色味にうまく調和しています。
帯揚げは黒でアクセントを。夏の濃い地の帯揚としても黒は珍しいのではないでしょうか。
レースのような格子の柄が涼やかです。
茶系の着物はややもすればほっこりとした民芸調になりがちですが
帯周りにバランスよくモノトーンを取り入れ、洗練された印象にまとめました。
茶系は苦手…という方にもおすすめです!
大人の、艶のある晩夏の装い、でした!
いかがでしょうか^^
夏黄八 284,900円(お仕立て代・税込)
博多紗八寸帯 99,000円(お仕立て代・税込)
帯〆 11,000円
夏帯揚 12,100円
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