青柏祭のオリジナル手ぬぐい アーカイブ2019
凛屋では、青柏祭のみなさまの安全とご活躍を心から祈念し、オリジナル手ぬぐいのデザインをさせていただいております。
先日ご紹介しましたオリジナル手ぬぐいの記事には、たくさんの反響をいただきありがとうございます。
御誂え主様も非常にお喜びくださっております^^
ありがたいことに毎年何件かのご依頼をいただきデザイン制作させていただいておりますが、
未紹介の方のものがございますので、この機会にご紹介させていただきます。
でか山ファンの方ならばピンと来るはず。
綺麗なライム色の着物に扇子に彩(ザイ)…といえば、そうです!
こちらのお誂え主様は鍜冶町の木遣りの方です。
お誂え主の野澤様は長らく鍜冶町の木遣りをお務めでベテラン。
そしてこの年から「高段(たかだん)」に就任されました。
※木遣りには並び方が決まっており、中央は新人、両端はベテランツートップが固め、そのトップ=木遣り頭を高段と呼びます。
令和という新しい時代になって初めての青柏祭に、ご自身が初老を迎えられ、高段に就任されたという祝い事の重なりを記念すべく、
およそ30年ぶりに新調となった着物の雰囲気をイメージして作りたい、というご要望でした。
木遣りへの思いもひとしお。
それを表現したデザインになるようご相談を重ねました。
木遣りが唄うときときには、右手に扇子、左手にザイを持ちます。
右手に持つ扇子には
・午年生まれにちなんで縁起の良い左馬
・六つの瓢箪(六瓢)=無病
・松は、厄が明けるのを「待つ」
『 無病息災で厄明けを待ち、さらにうまく行く 』
※左馬の諸説
①「うま」の逆=「まう(舞う)」ことから、古来よりおめでたい席では舞いが催されてきたことから祝い事を連想
②馬には左側から乗るとつまづかないことから、人生がつまづくことなく過ごすことができる
③左馬の文字の下の部分が巾着の口に似ていることから金運に恵まれる
左馬ってかっこいい。
干支の中でも午年には憧れを感じます!
そして右手にはザイ!
体は描いておりませんが、そこに人の気配、動きが感じられるよう、着物の袖のたわみで動きを出しています。
色は木遣りの着物からイメージしたライム色と赤の組み合わせです。
手ぬぐい全体に散らばった丸い山紋と鍜冶町紋も、着物の左肩の柄からイメージしています。
下の写真が現行の木遣り衆の着物。
これは青柏祭2日目の様子ですが、最終日には着物の右袖を脱ぎ、右肩のみ赤い襦袢姿になります。
(いうなれば遠山の金さんスタイル、と言えば想像していただきやすいでしょうか^^)
そのことから、手ぬぐいは、半身を赤にしてクライマックスに向かう木遣りの様子を表現しています。
野澤様にとっておめでたいことがいくつも重なったこの年の祝い事に
ほんの少しお手伝いをさせていただけ、大変光栄に感じました。
高段となり、これから見える景色がこれまでとは同じようできっと違うであろう野澤様が、
これからもでか山とともに一層ご活躍されることを心より祈念しております。
世界で一つのオリジナルデザインの染めもののことなら、ぜひ凛屋へご相談ください。
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