八掛交換 大島紬が新しくおしゃれに変身
「立春」
この言葉を聞いただけで、字面を目にしただけでウフフ…となります!
ついに春の入口!
立春を迎え、今朝は朝の室内が心なしかいつもよりも明るい気がしました。
早く暖かくなってほしいものです。
さて、本日は八掛交換の事例をご紹介いたします。
全体の印象を大きく左右する重要な役割「八掛」。
八掛選びについてのお話は、こちらの過去記事をぜひご覧ください
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楽しい悩ましい八掛選び
お手持ちの大島紬の八掛を替えてほしいというご用命いただきました。
大島紬は言わずと知れた奄美大島の伝統工芸である織物。
つるりと軽く、柔らかでいてハリがあり、お好きな方も多いですね。
お嫁入り道具に着物各種一式を揃えていたような時代には、
そのラインナップの中には必ずと言ってよいほど大島紬も含まれていたのではないでしょうか。
一枚持ってる、箪笥にある、という方が非常に多いかと思います。
そしてそういった大島紬の90%以上が朱赤系の八掛がついています。
これは大島紬に限ったことではありませんが…
かつては、紬や小紋には朱赤や臙脂色、オレンジ色、といった赤系のなかなか華やかな色の八掛を付けることが主流であり、いわゆるテンプレートでした。
また、そのような流行の流れから、八掛という品そのもののカラーバリエーションも少なかったようです。
最近はバリエーションも多く、ニュアンスカラーなど微妙なお色なども。
濃紺や黒の着物に赤い八掛というのは、モダンになったりレトロ感もあったりもしてよいアクセントにもなりますが、
前述のように、時代を感じるイメージがあったり、年齢を重ねるとともに赤味が目立ちすぎると感じたりすることも。
そんな大島紬の赤系八掛を替えて、ガラリと現代的な印象になるよう一新しました♪
Before
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After
こちらは地色の黒に、全面が青楓、そして所々に椿が配された青みの大島紬。
八掛を青楓のブルーにリンクした納戸色(くすみのある青)にし全体をまとめることによって
椿の赤味が良いアクセントに変化しました。
今までは八掛に目が行きがちだったのが、違う視点でまたこの着物を楽しめそう。
Before
※こちら、Beforeを撮り忘れてしまいまして…
外した八掛を挟み込んでチラリとさせたBeforeイメージとなっております。
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After
こちらは濃い焦げ茶色の市松取りに葡萄文。
元の八掛は朱赤でレトロ感のある雰囲気でしたが、葡萄鼠色(赤紫をグレイッシュにしたような色)の八掛に替え、すっかりモダンに!
帯〆や帯揚げもブルーやグレーでまとめて、今までではできなかったようなクールな着こなしにしても素敵です。
生まれ変わった着物をご覧になったお客様からは「わぁ♡」とうれしいお声が。
新たなコーディネートを考える楽しみが増えましたね^^
八掛は袖口、裾、そして立ち姿や歩き姿の足元にもチラリと見えます。
みなさまも「なんとなく派手に見えるから着てないなぁ」という目立つ八掛お着物がありましたら、
思い切って替えてみては?
着物がすっかり新しくなったようで、その着物がまた大好きになりますよ♪
八掛交換料金 16,500円(税込)
※八掛代は別途です。
お問い合わせは下記まで
info@kd-rinya.com
076-254-0440
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<きもの処 凛屋(りんや)>
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