青柏祭(せいはくさい)の初老祝い オリジナル手ぬぐい
七尾の中心部が一年で最も賑わう「青柏祭」は、大地主神社で粛々と本儀が執り行われたようです。
でか山の運行が中止された3、4、5日は、憎たらしいほどの気持ちの良いお天気でした。
でか山が通ったいろんな道に残るはずの、砂や油の跡が残っていない5月の七尾の街中はさみしいものです…
毎年でか山を楽しみにしている一ファン、一市民ですらこんなにさみしく辛く感じるというのに、
山の運行に携わられている関係者の方々の無念さや悲嘆は察するに余りあります。
北陸では、男性の大厄である数えの42歳に、初老祝いをする習わしがあり、
ことに、七尾の青柏祭に関わる男性たちは、厄年を迎えた年の祭りに初老祝いとして手ぬぐいを作り、みなさんに配ります。
今年も初老の方からのご依頼で、手ぬぐいのデザインから染め制作までさせていただきました。
ご紹介させていただくのは、鍜冶町のでか山で長らく木遣り衆でいらした森下様からのご依頼です。
お話をいただいたときにはまさか今年がこのようなことになるとは思わず、
祭りが中止になるかもしれない、という不安を抱えつつも
「初老祝いをすることには変わりないのでいずれにせよ配ります!」と前向きにおっしゃってくださっていました。
奇しくも
『 難なく厄が去り、無事にうまく行く 』
という願いを込めてデザインさせていただいた森下様の手ぬぐいをご紹介します。
完成はこちら!
デザインに関して、「これを必ず入れてほしい」というご希望は3つでした。
・でか山の幕が揺れる様子
・大地主神社の山王鳥居
・木遣りの必需品・扇子
これらをベースに、でか山を縦に大きく配し、各所にはいろんな秘密が隠されています。
でか山の上部には青柏祭の季節の花「藤」がたわわに咲く様子を描きました。
藤の花の先には森下様の干支「申」を。
これは、「藤 = 無事」と掛け、でか山の運行が無事に行われることを祈念しています。
でか山の下部には、難を転ずる「南天」。難が無いようにその枝先に実はありません。
左下には、午年生まれのご子息・隼翔くんのお名前を駒に入れて。
隼翔くんはでか山が大大大好きでいつかお父様と同じ木遣りになりたいと憧れているそう。
でか山大好きちびっ子として、新聞記事にも取り上げられたちょっとした有名人^^
※北陸中日新聞(5月3日)より
https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20200503/CK2020050302000043.html
↓ ↓ ↓
すべてを掛け合わせて…
藤=無事
申=去る
南天=難なく
午=うまく
『 難なく厄が去り、無事にうまく行く 』
…というわけです!
いかがでしょうか?
名前の部分には、日付入りと、日付抜きの2パターンを染めました。
今年はもとより、来年の青柏祭にもまたみなさまにお配りするそうです。
そして、この鮮やかな紫と赤は、こだわりのカラー。
森下様がかつて木遣り衆だったころの衣装と同じ色をを再現しています。
(※現行の木遣り衆の着物は、違うものにモデルチェンジしています)
木遣りとしてご活躍されていた頃のご本人のお写真もお借りしました!
エンヤ-ー!ワッショイ!と聞こえてきます^^
想定外の事態になってしまったものの、
途中経過から完成までとてもお喜びいただけ
「凛屋さんにお願いしてよかった」との最高にうれしいお言葉をくださいました。
来年、今年の分まで熱く盛り上がる青柏祭となることを期待し(いえ、期待ではなく必ずそうなるでしょう!)
また、森下様もより一層ご活躍されることをお祈り申し上げます。
凛屋では、青柏祭のみなさまの安全とご活躍を心から祈念し、オリジナル手ぬぐいのデザインさせていただいております。
世界で一つのオリジナルデザインの染めもののことなら、ぜひ凛屋へご相談ください。
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