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別誂え 加賀友禅 祝軸 「端午の宝船~石川から大阪へ」  (東京都 I 様)
ご兄弟の節句のためにお誂えいただきました。
宝船の祝軸は、これからの長い人生の様々な波を乗り越えて力強く進んでほしいという願いを込めています。
今回は、旦那様が石川県、奥様は大阪府のご出身ということで、両地域の特産物を2つずつ入れて欲しいとのご依頼でした。
具体的なご希望が…、石川の「鰤」「加賀八幡起上り」、大阪の「河豚」「たこ焼き」(!)。
これまでも様々なオリジナルのデザインや遊び心のあるアイテムを描いてきましたが、たこ焼きは初めての試みでした。ブリやフグといった海の仲間もいることですから、思い切って、たこ焼きを焼いてるタコを載せたところ、非常に馴染んでいます。

風をはらんだ帆には、さりげなくご兄弟の干支を。
右下にはご兄弟のお名前を並んで染めました。(画像は加工しております)
ご両親のいっぱいの愛情と、七つの宝を載せ、兄弟仲良く宝船は進んでいきます。
ご家紋は「丸に隅立角持」です。

ご自宅にて。
この場所に飾ることを想定されて地色や長さを決定されたため、大変馴染んでおり、共に飾られた壺との相性も抜群ですね。