着物コーディネート 帯を変えて2パターン紬編

紬 金沢 凛屋

本日も、一枚の着物に名古屋帯2本で2パターンコーディネートをご紹介いたします。

今日は紬。非常にサラリとした質感の西陣紬で、「紫鳶色(むらさきとびいろ)」の地色に「葡萄茶(えびちゃ)」の小格子、という深みのあるお色は、帯によってイメージをガラリと変えられそう。

着物コーデ 凛屋

その1
個性的なタッチで植物が描かれた、川村久太郎の染帯を合わせました。
市松の地紋の入った生地に、京紫のような赤味のある紫色で大小さまざまな葉が描かれています。植物の柄ではありますが、そのタッチはモチーフ的で、一見すると現代アートのようにも見えます。帯〆を鮮やかな梅紫色でキリリと締めました。全体的に赤味の紫色を主軸とすることで、紬の色もそちらに「引っ張られ」紫の中の赤味感が強く出ます。
帯揚には、紫色の反対色のイエロー系を。柔らかく女性らしい雰囲気にまとめました。

着物コーデ 雪輪

続いてその2。
こちらは、白地に、人気の古典文様のひとつである雪輪が大胆に織られた名古屋帯です。
淡いブルーの格子、濃紺の雪輪、白の疋田雪輪がバランスよく配され、モダンでクールな印象。帯揚は、帯の格子に合わせた淡いブルーに。帯〆は、雪輪に合わせた濃紺ベースで房のグレージュがポイントです。ブルー系にまとめ、都会的でスタイリッシュなコーディネートになりました。
すると今度は、紬から青みを感じませんでしょうか?組み合わせる色やアクセントにする色によって、それに「引っ張られ」、目に入る分量やポイントが変化し、同じ着物でも色味が異なって見えるようになります。

また、この2コーディネート、変化させたのは帯と帯〆のみで、実は帯揚は同じものを用いています。2色染め、3色染めの帯揚は、帯枕への掛け方や結び方次第で、何通りにも使えるところが良いですね。

着物コーデ 帯揚

染帯 名古屋帯 川村久太郎

名古屋帯 雪輪

【 帯 展 】
とき   10月26日(金) ~ 11月4日(日)   ※10月31日(水)は定休日
ところ  きもの処 凛屋・金沢店

是非、お手持ちのお着物をご持参されてご来店くださいませ!

特別限定企画  名古屋帯 3万円・5万円 各限定5点
※お仕立代・税込の大変お買い得な限定品です。お早めに。

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<きもの処 凛屋(りんや)>
金沢店(お問合せはこちら) 石川県金沢市弥生2丁目21-7
TEL 076-254-0440

七尾・一本杉本店  石川県七尾市一本杉町8番地
TEL 0767-52-3700

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