別誂え 加賀友禅 花嫁のれん『 稲穂と花の丸に対い鶴 』
七尾・一本杉通りで例年春に開催している『花嫁のれん展』。
花嫁のれん展についてはこちら
花嫁のれん館 ※4/1より営業再開
今年は能登半島地震により一本杉通り全体が大きな被害に遭い、残念ながら花嫁のれん展を開催できるような状況ではございません。
昨年別誂えさせていただき、本来であれば今年の花嫁のれん展にてお借りして展示させてただく予定だった花嫁のれんをご紹介させていただきたいと思います。
別誂え 加賀友禅 花嫁のれん 『稲穂と花の丸に対い鶴(むかいづる)』
お誂え主様のお家は、代々、田を守り続け、一粒万倍の米の実りを大変大切にされてきたお家です。
そして、主役であるお嬢様(花嫁様)のお名前の漢字が「人が親しげに会話する様子」を意味すること、お母様が鶴の優美な姿がお好きであることなどにちなみまして、この度の花嫁のれんは「稲穂と二羽鶴」を主題とし、「向き合い対話し成長する」ことを表現いたしました。
新しい家庭を築かれるお二人を向かい合う二羽の鶴に見立て、水を豊かに蓄えた雲からは二人を祝福するように向かい合う稲穂が実り、佳き日を寿ぎます。
華やかさを添える鮮やかな花の丸は、花嫁様の誕生花で彩られています。
花言葉はそれぞれ…
ウメ・・・・・ 高潔
キク・・・・・ 高貴
イチゴ・・・・ 尊敬と愛
ヒイラギ・・・ 先見性
パンジー・・・ 思い出
ご両親のお話から、就学、進路、お仕事やご趣味…幼少期よりその時々に一つずつのことに真摯に向き合い、取り組まれ、身に付けられてきたという花嫁様は、物静かな雰囲気の中に意志の強さを感じる素敵な女性です。
右端の一枚に染められた花の丸文様には、そんな花嫁様のアイデンティティを形成するものを取り入れました。
左右から二筋ずつたなびく細い雲は、花嫁様を温かく見送るご実家のご家族様4人を表しています。
雲には朝日が差し込み、辺りを東雲色(しののめいろ)に染め、これから羽ばたくお二人の始まりも意味します。
挙式当日、ご披露宴会場へご入場時に「のれんくぐり」をされた様子。
花嫁のれんの先に新郎様がお迎えされます。
花嫁のれんの前でご両親ととともに。
色打掛のお色と、朝日に染まる東雲色の地色がピッタリ。
こちらはたくさん見せてただいたご披露宴のお写真の一コマ。
合わせ水の儀式になぞらえて、幸せを呼ぶ木「ガジュマル」の鉢にお二人で水を注いだそうです。
なんと竹筒はお父様のお手製!ご家族の愛情がこめられた素敵な儀式ですね。
花嫁のれんを作り上げる中で、花嫁様はもとより、お父様、お母様も様々なご意見やアイデアをお出しくださり、
また、ご兄弟も都度経過をご一緒にお見守りくださり、花嫁様を想うご家族の心と共に制作させていただきました。
末永いご多幸をお祈り申し上げます。
掲載をご快諾いただき誠にありがとうございます。
震災復興を遂げた折には、また花嫁のれん展が開催されることを願いながら…。
花嫁のれん一枚一枚に込められた花嫁様のストーリーやご家族の想いを馳せて。
別誂えはデザインからすべてゼロから製作致します。
誂え主様の想いを形にするべく、たくさんのお話や相談を重ね、誂え主様だけのストーリーをご一緒に作り上げます。
世界でひとつのオリジナルデザインの染めもののことなら、是非凛屋へご相談ください。
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