男の夏・小千谷縮コーディネート　男着物

この夏はなぜか例年に比べて、男着物をお求めになるお客様が非常に多くご来店くださいました！
着物を始めてみたいのでまずは浴衣からという方、昨年は夏着物を誂えたのでもう一歩踏み込みたいという方、毎年季節の着物をお求めくださる方、既に着物を頻繁にお召しで小物を一新したい方…などなどの男性のご相談がありがたいことにとても多く、着物の輪が広がりうれしい凛屋です。

そんなわけで本日は小千谷縮で殿方コーディネートです。
黒のギンガムチェックの小千谷縮に、柿渋色をポイントにした小物でまとめました。
鼠がかった紺色に柿渋色のの縞が入った角帯は、西陣の麻角帯です。麻100％の角帯はハリがありながら結ぶと馴染みやすく、ついついさすりたくなるような麻のザラリとした手触りもまたよし。雪駄はベージュの台に柿渋色の鼻緒でとても柔らかい雰囲気。殿方用の大ぶりの扇子を携えて完成です。
お食事やお酒の席、こんなコーディネートで涼しげにされている男性がいらしたらつい素敵ですね。雪駄を脱いで畳に上がることが予めわかっているお出かけの時は、足袋を履かれるかご持参されることをおススメします。

なんといっても浴衣がある夏は、男女問わず着物に興味を持ち始めた方の「きものはじめ」に最適です。着物にくらべ、価格もリーズナブルで着付けも難しくない浴衣でまずその一歩を踏み出し、徐々に季節の移り変わりのルールや粋を知っていき、袷着物の季節に向かって少しずつ揃えていく、という風に夏物から着物を楽しみ始めた方も多いはず。

凛屋では男着物のご相談には男性店主がご対応しております。
ハマルとなんでもマニアックになっていくのが男。何なりとご相談いただき、男性ならではのきもの談義に花を咲かせてくださいませ。（男性店主にご相談したいという方は、事前にご来店のご予約をいただけますとよりスムーズです^^）
着物好きの殿方のみなさまお待ちしております。