着物コーディネート　縦ぼかし紬でシャープに

六周年祭にお越しいただいたお客様の何名かの方から、
「いつもブログ見てます」
「ブログに出てたあの商品まだありますか？」
「ブログのあの商品ずっと気になってました」
などのお声を頂戴し、とっても嬉しい凛屋です！！

やはり見てくださっていることを直にお話しいただけると、非常に励みになります♪ありがとうございます！

いただいたうれしいお言葉の中から（勝手に）推測するに、
着物コーディネートの中では「ハンサム系」「クール系」のコーディネートが人気のようです。
寒色やモノトーンを基調とした街中に馴染む装いは、肩ひじ張らずに取り入れやすいですね。

そんなわけで本日もコーディネート紹介です。
なんだか個人的にもものすごく好みなコーディネートができてしまいました^^

鉄色や濃紺に少し緑みを加えた、何ともいえない深みのあるお色の縦ぼかし紬です。
変わり立涌が更にモザイク化したような不思議な地紋が角度によって艶めき、より深みが増しています。

紬のざっくり感と光沢のあるとろみを併せ持つ、おススメの一枚です。

コンクリート壁を思わせるすっきりとした名古屋帯は弥栄織物です。
艶のないマットな質感の帯を合わせることで、紬の艶感をより引き立たせています。
モカグレージュの帯揚でアッシュカラーにまとめたところで、帯〆は鮮やかな瑠璃紺！
綺麗な青は一気に装いが華やぎます。

一般的な冠組よりも一分ほど細い細冠組ですので、目を引く色も目立ち過ぎず重くなりません。
足元には先日ご紹介したモルタルのような雰囲気の草履を合わせて。

都会的でシャープでありながらもパッと華のある、美人コーデです。
襟足がキュッとしたショートカットの方なんかによく似あうのではないかと想像しています♪

着物にはルールや格、季節などがあり、それらを取り入れることで「相手のために装う」「見る人の目を意識して装う」ことこそが、着物の良さ・醍醐味であり日本ならではの美意識だと感じます。

一方で、今回ご紹介したようなコーディネートは、お洒落着でかつ季節感もなく「自分のために楽しむ」「アイデンティティーの表現」であると考えます。

TPOに合わせて着物の楽しみ方を多様化していくと、より一層着物を好きになるのではないでしょうか。
コーディネートのご相談はお気軽に、是非おまかせください^^

縦ぼかし紬　　135,000円（お仕立代込）
名古屋帯　　　　61,560円（お仕立代込）
細冠帯〆　　　　9,720円
無地帯揚　　　　8,640円
草履　　　　　　21,600円

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